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花道-第二章-
パッケージ価格 ¥5,000
どんな男に抱かれても、心が疼いたことはない。誰かに惚れる弱さなど、とっくに捨てた筈だった。 江戸、吉原。 女遊びを禁止された者たちが通う陰間茶屋で、しずくは今夜初見世を迎えようとしていた。自分を拾ってくれた兄貴分のこうに秘めた想いを抱きながら初めて会った客に抱かれるしずく。 自分の気持ちを封印し、何もかも諦めて生きてきたようすけ。しかし、しずくと出かけた先で染物屋を営むたくやと出会ってしまう。たくやにどうしようもなく惹かれるようすけだったが、後日呼ばれた宴会の席で運命の悪戯なのか、偶然その席に居合わせたたくやの目の前でようすけは客に抱かれてしまう。 しずくもまた、客に抱かれながら、こうへの叶わぬ想いを募らせていた。しかし、こうは肺を病んでおりしずくの想いを拒絶してしまう。 しずく・こう・ようすけ・たくや・あおい 時代と運命に翻弄されながらもそれぞれが出した答えと結末。 愛情、執着、嫉妬。濃密で危うい感情の行く先は――。 新たなストーリーと共に、花道第二章ついに開幕。
花道
パッケージ価格 ¥5,000
平成の世に存在する麗しき男女郎の世界。それは酷く愚かな快楽と刹那的恋を抱かせる。 そこに一際目を引く一人の少年がいた。名前はれいや。彼が見つめている男は、いつも自分ではなく違う人間を選び部屋に足を運んでいた。 一目見たその時からふと気づいたときには既に惹かれ、焦がれていても、それを認めず心中の奥底に隠して見ているだけでよかった存在。 しかし、そんな日常は突然に劇的な変化を遂げる。れいやが見つめる男を想う少年、はじめ。 そのはじめに店側として抱いてはいけない想いを抱き苦しく次第に思いを溢れさせるりょう。 そんな四人を第三者的に見つめるともひさと、そんなともひさに伝わらない気持ちで苛立ちを覚えるりょうた。 届かぬ想い。叶わぬ恋。抑えきれない気持ち。たとえ散りゆく運命であっても、儚き程に唯愛おしい。